勉強の都市伝説(6)市販教材を使う塾はダメ?

塾で使う教材にも、三種類ある。

それは


  • 塾用教材

  • 塾で作ったオリジナル教材

  • 市販教材

の三つだ。

塾用教材というのは、
学習教材専門の出版社が作っている教材で、
塾だけでなく学校で採用されいるモノもある。

教育開発出版の「ピラミッド」とか
「新中学問題集」などは、
多くの学校で使われている問題集だが
あれも塾用教材になる。

学習用教材としては他にも、
教科書を作っている出版社などが、
教科書に合わせたワークや問題集を出しているし、
公立学校で使うワークのみを作っているところもある。

こういうのは塾では手に入りにくかったりして、
体裁は同じでも塾用教材とは言い難かったりする。

共通点は、本の裏側に値段が付いていないこと。
名前を書く欄があったりすることくらいか。

塾用教材というのは、一般書籍ではなく、
プリントと同様、あくまでも教材なので、値段は付いていない。


市販の問題集を使う塾は、本気で成績を上げようとしている

学習塾が、塾用教材を使う理由は簡単だ。

分厚くて安いから

たいていの塾用教材は、市販の問題集より厚くて安い。

「教科書ガイド」などの出版物でおなじみの
「学書」という出版社は、
塾用にも問題集を出しているが
塾用の問題集の方がはるかに分厚いし、
市販しているよりも安い値段で買える。

これは、市販の問題集が「再販価格維持」と言う仕組みで、
決まった値段でしか売れないせいだろうと思われる。

本というのは、価格を維持する代わりに
売れ残ったモノは財産として税金がかかってしまうので
余分の在庫は会計年度末などに裁断されてしまう。

売れなかった分をたくさん抱えていると費用がかかるので、
裁断して破棄するコストを計算に入れると、
市販の場合、どうしても値段が高くなるってことだろう。

一方、教科書準拠でない教材なら、
何年かごとに教科書が改訂されても使い続けられるので
あまり編纂し直さなくても良い。

編纂コストが省ければ、安く提供できるのは当然だ。

そういう風に、分厚くて安いのが塾用教材の特徴でもある。

だからたいていの塾では、塾用教材を使うし、
表紙だけ自分の塾の仕様にして配ることも多い。

しかし塾でも、一般に市販されている問題集を使うことがある。
こういう塾は、本気で成績を上げようとしている可能性が高い。

というのも一般の問題集は、塾用の問題集に比べて高くつく。
だから経営的にはマイナスなわけだ。

しかしそれでも塾で市販問題集を選択した理由は、
塾用教材より良いと判断しているからだ。

だから塾で問題集をもらって
「こんなの本屋で売ってるのに、、、」
とブツブツ言うのは、お門違いと言うものだ。

そういう問題集は、塾用教材やオリジナル教材より、
かなり出来がいいものだと考えた方がよい。

少なくとも、その塾や、その生徒のレベルにちょうど良いと
判断されたものだから。