出来るヤツは、ダラダラ勉強している。

出来るヤツというと、短時間で勉強して、
それで結果を出していると言うイメージがある。

クラブ活動も精一杯やり、そして勉強も優秀。

そう言うヤツは確かにいる。

京大卒芸人のロザン宇治原くんも、
高校時代はバスケットをやっていたという。

秋まではクラブ活動を一生懸命やったり、
学校行事の体育祭などを一生懸命にやるヤツが
受験でも成功するなんてことが受験雑誌に載っていたりする。

だけどそれは本当か?というと、
それは「超進学校」に限った話だろうと思う。

ついこの前も、
東大合格者数日本一を30年以上続けている
開成中学・開成高校の夏休みの話が載っていたが、
開成では夏休みの宿題が原則としてないと言う。

代わりにあるのが中一の場合は夏の水泳合宿で、
そこで何をやっているかというと、古式泳法を学ぶのだという。

開成中学では上級生と下級生を積極的に交流させ、
運動会では中1から高3を縦割りで8つのチームに分けて
競技を行うという。

夏休み、開成中学1年生はどうすごすのか

こういうのは歴史がある学校では普通にやっていることで、
私の通っていた大阪府立の高校もそうだった。

しかしその結果が東大合格者数日本一につながるところが
開成中学の凄いところであり、普段の勉強にムダがないってことだろう。

要するに「これだけやれば東大や京大に合格できるよ」ということがわかっていて、
あとはそれをやるだけ、と言う状態だからこそ、できることだ。

人間の脳は、30分しか集中できない仕組み

しかしそれでもロザン宇治原君は1日11時間勉強していたと言うし、
東大卒の女性タレントさん達などに至っては、
1日14時間勉強していたとかいう。

これだけ長時間、集中して勉強するなんて、実は不可能である。

人間の集中力は最大でも33分くらいしか続かないと言うが、
これは実は血糖、つまり血液中のブドウ糖(グルコース)が、
それだけしかないからだ。

脳は原則としてブドウ糖をエネルギー源にしているが、
通常、血液中には半時間分の燃料しかないから、
2時間も集中して勉強すると、脳内のブドウ糖がスッカラカンになって、
何もする気が起こらなくなってしまう。

私も京大受験の時、試験が終わったあとはもう、
脳の全てのエネルギーを使い果たし、
何も考えられずにとぼとぼと歩いて下宿に帰って、
死んだように寝たもんだった。

なのでとてもじゃないが、
集中して10時間以上勉強するなんて不可能だ。

運動なら、30分もすると脂肪からケトン体(アセト酢酸)を作り、
ケトン体をエネルギーに使って長時間運動できるが、
脳の場合はケトン体を使うのは非常時だけであって、
そう言う場合は恐らくもうろうとしていて勉強どころじゃないはず。

しかしやるべき事は10時間以上あるので、
長時間勉強するには色んな工夫をしながら、ダラダラやるしかない。

2~3時間ごとに科目を変える。
考えることと覚える作業を交互にやる。
2時間ごとに休憩を取ったり散歩してみる。

そうやってダラダラと長時間、勉強して、できるまでやる。

結局、これしかないわけだ。

くれぐれも「勉強は、集中してやらなければいけない」と思わないこと。」

勉強は結局、量だ。