数学は役に立たない、じゃあ歴史は?地理は?古文漢文は?

数学なんて、社会に出ても使わないから勉強しない、という生徒さんがいます。

数学なんて、たしかに社会ではそれほど役に立ちません。

工学部や農学部、理学部や医学部などの理科系の方面の仕事に就くとか
経済学や経営学を利用する方面でしか、確かに必要ありません。

じゃあ、学校で習っている他の教科は、社会に出たとき役立つのか?
と生徒さんに尋ねたら、ハッキリ言って何の返答もないでしょう。

歴史は社会に出たとき役に立つのか?
地理は社会に出たときに役に立つのか?
古文や漢文は?

社会に出て何十年もたってみると、
国語ですらどうも役に立たないモノだったように思えます。

と言うのも私の経験からいうと、国語の先生を務めていた人でも、
生徒へのお手紙やセールスレターを書いてもらおうと頼んでも、、
全く要領も得ない文章や、訳の分からない文章を書いてこられる。

国語が得意という先生で何人もそう言う経験をしていますので。


歴史や地理だって、役には立たない

ある人は、現代社会の有り様を考えるときに、
歴史を知っていると動く方向がある程度見える、などと言います。

通産省出身で作家、経済企画庁長官も務めた
堺屋太一さんなんかはそういう意見ですね。

なので日本の歴史のみならず、中国や欧米の歴史について、
何冊も本を書かれておられますし、
大河ドラマの原作になった本もあります。

私も一時期、堺屋先生の本はたくさん読みましたので、
歴史に学ぶことは大事だとは思います。

だけど、中学や高校で習う歴史が、
果たして将来を見通すのに役に立つモノであるかというと、
これはハッキリ言って、ムリでしょう。

だってそう言う目的で編まれていませんし。

学校で習う勉強というのは、大学で研究する学問の基礎的な部分だけですし
社会の共通認識として持っておいた方が良い知識だけです。

だから生徒が「数学なんて社会出ても役に立たないから勉強しない」と言ったら、
「歴史や地理も、まず役に立たんよ」
「こんなレベルの低いモノが社会で通用するか」
といって、追い返すことにしています。
生徒は勉強したくないだけですから。

そして役に立たないことを勉強する意味は、
「社会にあなたの存在価値を示すためだ」
「よい成績を取れば、あなたが努力できる人であることを世間に示せるんだ」
と言うことにしています。

これが良いのか悪いのか、まあよく分かりませんが、
ウソじゃないことは確かですから。

ウソだけはダメです。それを信じた子供は人生で大損することになりますから。
私みたいに。

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