信じられないことかも知れませんが、
中学生になっても小数の足し算ができない子供がいます。
足し算と掛け算が混ざっている子供もいます。
分数の計算に至っては、当たり前のようにできなかったりします。
理由は色々あるようですが、まず計算や、
小数や分数という数のイメージができていないんですね。
たとえば1.2+3.45なら、
1と、その10分の1の大きさのモノが2こあるところに、
3と、10分の1のヤツを4コ、100分の1のヤツを5コ加えるだけです。
そしたら4と、10分の1のヤツが6コ、100分の1が5コになりますから、
1.2+3.45 = 4.65ですね。
ところが筆算すると、1.2の2と、3.45の5を揃えて書いて、
1.2+3.45 = 3.57 なんて計算してしまうんです。
そう言う子供はなかなかいないんですが、
それでも私は3人くらいそう言う子供を見ました。
理由はまあ簡単で、足し算と掛け算の筆算がゴッチャになってるんですね。
かけ算の筆算は小数点を揃えないでやりますし、
かけ算は足し算のあとにやるもんだから、
あとに習った方のやり方が定着してしまっているわけです。
こういう子供の場合、10倍するとか100倍するっていうのも怪しくて
要するに位取りが身に付いていないってコトなんですね。
それじゃあ小数のかけ算はちゃんとできるかというと、
これがまたできない。
かけ算で繰り上がりがあると、
なぜかそれを一番上に書いてしまい、
なんか訳の分からない計算をしていたりする。
「そんなところに書くと、間違えやすいから、線の下に書け
そしたら上はかけ算で、下は足し算になるだろ?」
と何度言っても治りません。
毎回シャッフル問題の計算ドリルで矯正するんですが、
油断をするとまた元に戻ってしまいます。
三つ子の魂、百まで。マズい教え方は将来に禍根を残す
小学校の時代に覚え間違えをすると、
それを矯正するのは並大抵のことではありません。
覚え間違え以外にも、間違えやすい計算法を習ってしまうと
中学になっても間違えやすいままになってしまいます。
速さや濃度の計算式なんかも、
小学校では3本の式を覚えさせられたり、
あるいは「き・じ・は」の図で覚えさせられたりしていると、
そのうろ覚えの知識のために、点数を落としたりします。
中2の1学期が「2」や「3」だった生徒に一年間、
計算ドリルで一々計算方法を矯正して、
中3でようやく成績が「4」や「5」に上がった生徒でも、
油断すると小学生や中1レベルの簡単な計算を
間違えてしまうんですね。
本人は簡単だと思って無意識で
そう言う失敗をしてしまうんですが、これは本当に治りにくい。
前の塾で、一体どんなひどい教え方をされていたのか、
はらわたが煮えくり返ります。
勉強していない子供ができないのは当たり前ですが、
勉強している子供に、誤った方法や間違えやすい方法を教えるなんて。
学生アルバイトの学歴を宣伝材料にしている塾も危ないですが、
塾の講師に学歴が必要ないなんて言っている塾も危ないです。
一生懸命、ダメな方法を仕込んでくれる可能性があります。
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