塾通いをさせるためにものを買い与えてはダメ
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塾通いを条件に、スマホやゲームなどを買い与える親御さんがいる。
これは、ぜひとも止めてもらいたい。
なぜなら、子供が勉強しなくなるからだ。
勉強をしない中学生で一番困るのは、「塾に通うことを条件にスマホなどを買い与える」親で、こういう子供はホントに勉強する気がない。
塾に通ってさえいれば、それだけで欲しい物が手に入ってしまうと、子供にとってそれ以上の努力は必要なくなるかららしい。
努力する必要がないのであれば、努力するはずがない。
ただ塾に来て、塾講師が一生懸命説明しているのを、ただぼんやりと聞き流して終わり。
退屈だから、シャープペンシルを分解したり、消しゴムのカスで団子を作ってみたり、暇つぶしして授業時間をやり過ごす。
そうして年月だけが過ぎていき、高校受験が目の前に迫ってきても、なんにもしない子供に育つ。
最悪だ。
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※楽天ブックス広告リンク勉強の動機づけ
勉強する子供と、そうでない子供では、勉強に対する態度が全く違う。
勉強する子供は、勉強する理由を持っている。
たとえば将来、やりたい仕事や、なりたい職業がある場合、子供は勉強する。
好奇心旺盛で、世の中のことを知りたいと思っている子供は、勉強する。
鉄道が好きで、鉄道のことなら何でも知りたいと思ってる子供が、鉄道について調べまくったり、時刻表を飽きもせずにずっと見てるようなものだ。
一方、勉強しない子供は、勉強しなくて良いと思っている。
勉強などという面倒なことなどせずとも、毎日飯が食え、テレビを見れて、さらにスマホやゲームで遊べる。
欲しいものは親や祖父母が買ってくれるし、小遣いももらえる。
こんな環境に長年どっぷり漬かっていると、勉強する動機なんか全くなくなる。
そんな子供に勉強させようとしても、頑として動かない。
だって勉強しなくても、欲しい物をくれるヒトが周囲にいっぱいいるわけだし、そうやって物心ついてからずっと暮らしてきたわけだし。
そこで、スマホなどの「おもちゃ」を与える条件として「塾通い」を提案したりする。
子供を甘やかせ続けた親御さんとしては、塾に通わせれば成績が上がるとでも思っているだろうけど、これは全くムダ。
学校やテストの成績を条件にするならまだしも、塾に通いすれば欲しい物を買い与えるという動機づけは、末期的だ。
動機づけは、必ず成果報酬の形で与えなければならず、学校やテストの成績を条件にしないといけない。
塾に通わせれば成績が上がる、もしくは平均点くらい取れるようになる、と思って塾通いさせようとするのだろうけれど、そもそも学校の成績を条件にしない時点で、破綻している。