男女の違い、性が違えば勉強法も違う(4)
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男女では、同じ数学の問題を解くにも、脳の違う部分を使って考えているという。
これは、女性が言葉を読み書きするときに、左右の脳を両方使っている傾向があるのに対し、男性が片側の脳(たいていは左脳)を主に使っているというのと関係がありそうだ。
脳の男女差があるのは、学習障害の発生率が男女で違うことからも納得できる。
たとえば、<勉強ができる自閉症>こと高機能自閉症・アスペルガー症候群の認定者は4分の3が男性で、女性は4分の1だ。
文字がスラスラ読めないという難読症・ディスレクシアや、落ち着きがなく座ってられない多動性障害も、男子の方が多いとされている。
男性が方向や距離感に敏感で、空間認識力が高い傾向にあるというのは、言語処理する部分と、空間認識に使う部分がハッキリ分かれていると言うことだろう。
難読症の人に空間認識力が高い人が多いのは、普通の人が言語処理に使う部分まで、空間認識に使っているからかも知れない。
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男の子には目的地までの地図を、女の子には目的地までの目印を
そういうわけで、男の子には、目的地までの地図を渡せばいいってことだね。
目的地がここで、そこに行くためには
こういうルートがあるってことを示して、それを客観的に捉える指標(テストの点や偏差値)を
与えればいい。
女の子の場合は、目印だね。
わかりやすい目印を与えて、そこにたどり着いたら次はココ、という風に、わかりやすい目印を与える。
で、結果的に目的地に着かせればいいと言うことになる。
男性が目標設定型で、女性が目印案内型。
結論としてはありきたりだけれど、まあこれをベースに観察してみよう。