塾講師に学歴が必要なわけ(2)高学歴にはワケがある
更新日:
塾の講師に高学歴が必要かどうか。
塾の講師がアルバイト学生である場合、学歴はそんなに関係ないと言えます。
高学歴だから教え方が上手いとか、高学歴だから生徒の学力を引き上げてくれるかというと、そう言うことは期待出来ません。
生徒を教えるというのは、自分が勉強するのとは違います。
高学歴の人には、そこまで勉強するための
動機なりインセンティブ(誘因)があったわけですが、塾に来る生徒にそんなモノがあるとは限らないわけですね。
私など、貧乏な家庭に育ったので、勉強しないと生きていけないと言う脅迫感があって、それで勉強してきたわけです。
が、塾に来る子供には、そんな動機もモチベーションもありません。
暖かい家で、朝昼晩、ご飯が出てきて、携帯電話もテレビゲームも持たせてもらえて、それでもブーブー言っている子供だったりするわけです。
塾だって、勉強したいから来る生徒もいますが、「塾に来てやっている」という態度の生徒もいます。
そう言う子供の場合、講師が高学歴だろうがなかろうが、全然関係ないわけです。
だから塾講師は、必ずしも学歴が高くなくてもいいというわけですね。
ただし、学生アルバイトではなく、常勤の講師の場合は、学歴は大きな差になってきます。
高学歴には高学歴のワケがあるからです。
日々の英語の実力アップに!
※楽天ブックス広告リンク
高学歴だからエラいとかエラくないとか言うのは、学生や学生上がりの考えることであって、社会に出れば学歴だけで食べていくことはできません。
特にビジネスの場合は、お客さんの心をどうやってつかむか、あるいはどうやって達成目標を成し遂げるか、そう言う能力が必要になってきます。
学習塾の場合は、親御さんとの対応と、生徒の学力を上げる能力だと言うことですね。
これは勉強とは別のスキルですから、高学歴だから、、というのは通用しないわけです。
ただし生徒を教える能力は、ベテランになるに連れてドンドン差が付いていきます。
なにせ高学歴の人というのは、厳しい大学受験のために山ほど勉強しているので、勉強の知識は豊富だし、技もたくさん持っているんですね。
一方、中途半端にしか勉強してこなかった講師は、生徒が問題を持ってきてもらスラスラ解けなかったり、生徒のレベルによって教え方を変えたりすることが
できなかったりします。
傍から見ていると、そんなこと教えても、この子供の場合はこなせないよ、、、と思うんですが、しかし学力が上げられなくても
親御さん受けが良いので頼りにされて、塾の営業的には、できない講師の方が良かったりします。