塾からもらった問題集
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塾用教材にもいろいろある。
教材を作っている会社で大きく分けると、
- 塾用教材だけ作っている会社
- 塾用教材のみならず、実力テストなども同時に行っている会社
- 市販教材も出している会社
ということになる。
教科書非準拠の中学生向け問題集
まず、中学生向けの塾用教材専門の会社というのは、とにかくただ本や問題集だけ作っている会社だ。なんと名前を付けていいのかよくわからないが、『独立系の教材屋さん』だね。
こういう出版社の場合は、英語なら英語、数学なら数学、といった、1つの科目に秀でた本や問題集を出していることが多い。
たいていの場合、会社の規模が小さいので、教科書準拠教材などは作っていない。なぜなら教科書準拠の問題集というのは、3年ごとに改訂版を作らなければならないし、著作権の許諾なども取らなければならないからだ。
これは手間もお金もかかるので、独自の教材を作ってそれを自分の会社のペースで改良していくというカタチになる。
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この場合、教材自体はドンドン改良されていくので、完成度は高くなるが、欠点としては、学習指導要領には沿っていないために、学校での成績に直結しない事があげられる。
つまり教科書準拠教材ではないので、中学校で行うテストですぐに点数が取れるようにはならないと言うことだ。
教科書準拠の教材の利点は、学校で習ったことを反復できると言うことで、反復することによって学力が定着する。そしてそれによって、学校でのテストでも点数が取れるようになる。
一方、教科書非準拠の教材の場合は、学校で習ったことと別のことをやるわけだから、勉強量が何割増しかになってしまうし、学校で習ったことを反復しないので学校のテストで点数が取れない。この辺が問題だ。
教科書非準拠の教材としては、 つむぎ出版の「みるみるわかる」シリーズや 教育開発出版の「新中学問題集」「マイクリア」「数べき」、 文理の「WIN PASS」「中学実力錬成テキスト」 などがあるが、これの教材の良し悪しは、これから少しずつ書いていくことにする。