都市伝説(4)受験勉強は過去問からやるといい?
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子供を何年もみていると
勉強と運動神経は、あまり関係ないことがわかる。
サッカーをやっているとか、水泳をやっているとか、それは学力と、あまり相関関係はないらしい。
ただし性格となると、これは共通する。
強引なヤツは強引だし、役に立たないと思うことはやらないヤツは
やっぱりやらない。
とにかくゴール前まで突き進んで
とにかくシュートするんだ、と言うタイプ。
こういうヤツは、とにかく最短距離を突っ走ろうとする。
勉強でも、テストに出そうにない問題は絶対にやらない。
基礎学力が足りていようと足りなかろうが、基礎的な問題や標準問題には目もくれない。
ひたすら過去問と実践問題をやる。
それで成績が上がればよいが、地力がなければ点数などとれない。
しかし、「地力(基礎受験学力)がないのに、そんなことをやっても点数はとれないよ、」
と言っても、聞く耳など持たない。
変な話、胆力だけで勝負、っていう感じだ。
こういうヤツは、勉強ができなくても
仕事ができるようになったりするので、読み書きと計算さえできれば
立派に人生を生きていける。
過去問から始めるのは、あまり勧められない
受験勉強のゴールは、あくまでも「志望校合格」だから、過去問から始めるのは、まともな作戦である。
ところがこれは、過去問のタカが分かる人がやれば、の話だ。
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※楽天ブックス広告リンク過去問をやってみて、十分な点数がとれなかったとき、何が欠けているのか、これから何をやればいいのか、それが分からなければ、過去問というのはほとんど役に立たない。
そしてそれをやるために必要なのは、実は基礎学力の充実だ。
基礎学力がないと、過去問をやっても
単なる当てモノになってしまう。
なぜこの問題は正解できて、この問題は駄目だったのか。
この問いに答えるすべがないわけだ。
京大卒芸人のロザン宇治原くんなどは、高3の秋までは過去問をやらなかったという。
理由は簡単で、「知識や学力が足りないと分かっている時点で
過去問などやっても時間の無駄」
ということだそうだ。
その代わりに何をやっていたかというと、夏休みまでは基礎的な問題や暗記ばかりしていて、夏休み頃から応用問題に進んだという。
進学校だったから、どれくらい勉強すれば京大に受かるか、先輩の話などを聞いていたせいもあるが、一日11時間も基礎学力構築につぎ込むなんて、なかなかできることではないね。
まあそういうわけで、受験勉強を過去問から始めるというのは、効率が良さそうで、実は場当たり的な勉強になりやすい。
もちろん全然出ない問題ばかり勉強するのも駄目だけど。