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系列高校に進学させてもらえない子供たち(1)
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毎年の事だけれど、夏休みの前後や、11月頃になると、「うちの子、次のテストで良い点取らないと、高校に進学できないんです」
と言って塾に来られる親御さんがいる。
中高一貫教育の学校でも、成績がひどいと、夏休み前後には、「残念ですが、上の学校には上げられません」
と言われて、塾の門をたたく親御さんがいる。
小さな塾でもそんな状態だから、毎年もう本当にたくさんの人が、そう言うせっぱ詰まった状態に陥っているんだろう。
で、そう言う親御さんはたいてい、そう言う状態になるまで、ずっと子供の言いなりで過ごしてきた感じだ。
こどもに中学受験をさせるのに、「とにかく中学に受かったら、大学受験まで、あとは遊べるんだから」
なんて感じで無理から中学受験をさせたんだろう。
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その結果、中学に進学したらもう勉強しなくなって、結局、大学受験どころか、系列高校にも
進めないという体たらくになってしまっている。
そう言う羽目になる大きな原因は、簡単に言うと、小学生時代に子供の面倒を見すぎたって事だろうと思う。
ゴールとごほうびだけ設定しておけばよいモノを、子供につきっきりで勉強を教えて、子供は親が横にいないと勉強できないという
条件反射ができてしまっている。
こうなると、一人では勉強できないので、良い中学に受かってもろくな成績は取れない。
でもって、不規則動詞の変化どころか、曜日や月すらも覚えていないような子供が、中3の夏前後に、塾にやってくるわけだ。