系列高校にあがれない子供たち(7)不登校児の受験対策
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不登校になって学校に行っていない子供を
高校に進学させるには、まず
不登校でも受け入れてくれる学校を探す必要がある。
前に書いたが、高校によって、不登校児は断るというところもあるし、逆に勉強さえできればよいという学校も、ある。
偏差値50前後の私立学校でも、出席日数を問題にする学校と、そうでない学校があるので、事前に学校説明会に行って、質問しておいた方が良い。
私立学校の場合、試験の出題傾向が色々違うので、出席日数で不合格にする学校の対策なんかしても、時間のムダだからね。
公立高校の場合、出席日数は気にしないかも知れないが、試験は5科目で受験する事になって、不登校児の場合は非常に合格が難しくなる。
勉強しなければならない事が山ほどあって、英数国の3教科なら、偏差値50弱くらいはいけそうでも、5教科受験なら、40台前半になってしまう。
こういう子供の場合、3教科でいける私学の方が、レベル的にはあっているだろう。
なので、経済的に問題がなければ、私学ってことになるね。
受験校を早めに絞って対策を始める
不登校児の場合、学校に行っていないわけだから、勉強は家と塾とでやるしかない。
基本的に、家庭では漢字の読み書きや計算ドリルのようなモノをやって、塾ではもう少し上の基本問題をやるって言うのが理想だ。
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ところがこういう子供の場合、残念ながら
家で一人で勉強できなかったりする。
なぜかというと、やり始めてもすぐに分からなくなって、結局、すぐにやめてしまうからだ。
親もなかなか教えられなかったりして、結局ポテトチップを食べて、テレビゲームなんかをして過ごすという事になる。
学校に行っていないから、勉強する時間なんて山ほどあるはずなんだけれど、そういうわけで結局、塾に来ている時間だけしか勉強できない。
となると結局、塾で読み書きそろばんの
基礎学習を繰り返さないといけなくなる。
学校で習っていない事も、塾で教える事になるから、ホントにもう何時間あっても時間が足りない。
基礎的なトレーニングで2時間、新しい単元の学習で2時間。
最低でも1日4時間は必要だろう。
子供の将来を考えると、読み書きそろばんの力はしっかりつけたいのだけれど、そこそこの高校に合格できなければ話にならない。
だから、多少付け焼き刃でもイイから、目標校の試験で合格できるよう、点数を取りやすい単元の学習に特化して対策する。
ザルで水をすくうような作業だけれど、とにかくもうそういうことになる。