勉強の都市伝説(9)受けるだけで合格できる学校
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高校入試も私立入試に突入。
来週後半には、公立高校の入試がある。
しかしここへ来て、やはりというか、当然というか、落ちる生徒が出てきた。
推薦入試といっても、試験自体は実施されるところも多い。
高校側から言うと、学校の成績というのは、学力よりも高く出ていることも多いので、試験をして学力を試すわけだ。
しかし推薦入試なので、それほど高得点が必要なわけではない。
高校側からすると、推薦入試というのは、入学者確保のためにやっているので、最小限の学力があれば、それでいいわけだ。
これくらいの点数は最低ないと、、、ということで、かなり甘めの試験である。
点数を競うと言うより、及第点をとる入試だ。
ところがこういう甘い入試なのに、落ちる。
たいていは、推薦入試に逃げた生徒だ。
実力で合格することを避けて、推薦で合格しようとして、落ちる。
親も子供も甘いことを考えていて、合格が決まったわけでもないのに、「試験を受けるだけで合格できる」と錯覚しているが、そんな学校はそんなにない。
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夏以降は毎週のように、どこかの学校の担当者がやってくる。
その中には、「試験を受けるだけで合格できます」、「30点くらい(三割以上)とれれば結構です」、なんていう事を言って、自分の学校の受験を勧めてくれるように言ってこられる学校もある。
この言葉には、嘘はないだろう。
ただし普通の生徒の場合だけど。
普通の平均的な成績なら、たしかに試験を受けただけで合格できる。
なにせ高校入試なのに、小学校六年生レベルの問題も出たりするし、英語の試験だって、英検で言うと5級レベルの問題も多くて楽に点数がとれるような問題だったりする。
ところが、こういう学校に飛びつくのは、学力の地力がない生徒だったりする。
学力がないのに(あるいは、だからこそ)推薦入試に逃げようということなのだが、地力がないので、小学生レベルの問題が解けなくて問題はかなり簡単なのに、点数がとれないのだ。