英語の塾教材
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英語の塾教材は、教科書準拠のワークブックと、教科書に準拠しない問題集の二つに分かれる。
教科書準拠の問題集は、どちらかというと補習型の学習塾や私立学校で使われることが多く、最近ではワークブックの他に、まとめテストのような冊子も付いてくる場合も多い。
教科書準拠のワークブックとしては、
- 中学必修テキスト(文理)
- アイワーク(育伸社)
- Keyワーク(教育開発)
- 中学新ワーク(好学出版)
- ニューベーシック
- (栄光)ワーク
などがある。
これらはまあ、教科書準拠であるから、教科書に載っている英単語や英文を読んだり書いたりすることに重点がある。
だから学校の成績をあげるためには欠かせないが、しかしあまり実力は付かない。
なぜかというと、ランダムアクセスができないからである。
過去形なら過去形のことばかりやるので、やっている間は覚えているが、それを思い出すような工夫がちょっと少ない。これだと結局忘れてしまうことが多い。
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一方、教科書準拠でない通年使用の問題集としては、
- ウィニング中学問題集 英語(好学出版)
- 新中学問題集英語(教育開発)
- レベル別・実力完成問題集 英語(正進社)
などがあげられる。
それぞれ難易度によって2種類出ていて
- ウイニングは、標準版とPLUS(発展版)
- 新中学問題集は、標準版と発展版
- 実力完成問題集は、アルファ版(易しめ)と標準版(かなり難しい)
などとなっている。
また育伸社のシリウス21というのもあって、これは、
- 易しめのアルファ
- 標準版
- 発展版
の三段階から選べるようになっている。
新中学問題集やシリウス21は、私立中学でもよく使われている問題集なので、生徒からの質問も多い。
シリウスの場合は、仮定法など、高校英語の範囲の単元もあって、進学校向きの問題集だ。
ただ難易度的には、レベル別実力完成問題集が一番難しい。
これは、一冊の本の中でもレベルによって問題が分かれていて
- ベーシック(標準レベル)
- アドバンス(公立高校上位レベル・私立中堅レベル)
- スペシャル(最難関レベル)
という風に、なっている。
1つの単元があったら、先ず例題があって、次はベーシックの問題、アドバンスの問題、スペシャルの問題という風に構成されている。
スペシャルの問題ともなると、全国的に知名度があるような高校の問題がズラッと並んでいたりして、かなり歯ごたえがある。
これの数学版など、3年生の問題集でも1年生からの復習問題が3分の1くらいのページを占めていて、これ一冊で3年間分の問題が解ける仕組みになっている。
難関高校を目指す生徒にはうってつけだけど、それだけに問題は難しくて質問が頻発する問題集だから、塾でもなかなか使いにくい問題集だ。