積み重ねがない生徒の成績は、上げられない
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不思議なことに、成績が良くない生徒の親御さんほど「成績を上げるのは、簡単だ」と思っている。
お金を払って子供を塾に通わせれば、すぐにでも成績が上がると思っている。
ところが、出来ない子どもの成績を上げるのは、容易くない。
というのも学問というのは積み重ねであって、ある程度の積み重ねが出来ている子どもでないと、成績は上がらない。
塾で成績を上げやすいのは、そこそこ勉強しているが、勉強方法や優先順位が間違っているせいで、成績が芳しくなかった生徒くらいのモノだ。
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塾で成績が伸びるのは、以前から勉強はしていた生徒だけ
勉強しているのに成績が上がらない…こういう子どもは、塾で成績は上がる。
普段から勉強しているのに成績が上がらないのであれば、学力レベルに合ってないやり方をしているせいだ。
なので「考え方」や「優先順位」を変えるだけで、学習効率がぐんと上がり、成績も上がる。
一例を挙げれば、集団指導塾に通わせていたが、成績が底辺を横張っている子ども。
こういう子どもは、個人経営の小さな塾や、個別指導タイプの塾に転塾したら、楽に平均点以上を獲れるようになったりする。
集団指導塾では、生徒一人一人の学力に合わせた指導をしにくい。
というのも経営上「できる子供」に合わせた指導をせざるを得ないので、できない子供にも同じ内容を指導する。
ところが個別指導タイプの塾であれば、難しい事はさておいて、生徒の今の学力に合わせた指導をしてくれるから。
成績は積み重ねがないと伸びない
一方、成績が酷い生徒の根本的な原因は、基礎学力の積み重ねが殆どないことだ。
漢字の読み書きもダメだし、文章を読む速度や計算速度も遅い。
文章を読む速度が遅ければ、テストも時間が足りなくなって最後まで行けないし、途中で諦めてしまう。
こんな状態では、成績が上がるわけがない。
漢字の読み書きや計算練習は、家庭学習の範疇で、差が顕著に出る。
親が読み書きや計算をしっかり練習させている家庭と、そうでない家庭では、基礎学力に雲泥の差ができてしまうので、、そう簡単にはできるようにはならない。
今まで勉強してきた時間数が全然違うのだから、同じ時間数で追いつけるにしても、かなりの時間がかかる。
その間に学校もドンドン進んでいくから、物凄いスピードと密度で勉強していかないと、到底追いつけない。
残念ながら、塾ではやれることはあんまり無い。
生徒も、家で勉強してこないしね。
