文章を読む力、パズルを解く力、雑用を片付ける力

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中学生になって、絶望的な成績を取る子供に共通してみられるのは、「読む力が無い」ということだ。

 

日本で暮らして日本の学校に行っているのに、なぜか読む力が養われていない。

 

非常に不思議なことだが、よくよく聞いてみると、できない子供は小学生時代に本も殆ど読んでいない。

 

また漢字の読み書きの練習も、家で殆どしていなかったりする。

 

その結果、教科書が読めなくて、殆どの科目の成績が、目も当てられない状態になるわけだ。

 

しかし実はこれは小学校高学年の時点で、見え始めている。

 

塾で小学生の国語を見ていても、その差は歴然としていて、文章が読めない子供は本当に読めない。

 

なんでこうなった?

 

 

 


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文章を読む力がないと、5科目の成績が壊滅的になる理由

成績が悪い子供に共通するのは、文章を読む速度が遅いことだ。

 

これが学校の成績に直結する。

 

文章を読む速度が遅いと、同じ勉強」時間で勉強量が少なくなってしまうのだ。

 

同じように勉強を1時間しても、進み方が全然違う。

 

できる子供なら15分で終わる内容が、できない子供は1時間経っても終わらない。

 

これは学習障害がある子供にはよくあることで、とにかく先に進めない。

 

文章が読めず、意味が分からないのだから、そこで立ち往生してしまって、ただただ時間だけが過ぎていく。

 

そして学習障害がない子供でも、文章を読む練習が足りていないと、やはり似たようなことになる。

 

読めない漢字、読めない熟語、意味の分からない言葉。

 

こういったモノがあると、文章を読む速度が極端に遅くなる。

 

読めない漢字、分からない言葉、これが多いと、文章を読むのも嫌になってしまう。

 

そうして、できる子供とは、とんでもない学力差がついてしまうわけだ。

小学校の成績が悪くなくても、学力差は歴然

 

小学生の時は、そんなに悪い成績を取ってこなかった子供でも、中学生になると学力差が歴然とする。

 

もちろん学習塾などで、学力テストを受けている子供であれば、それは小学生の時点から分かる。

 

しかし実力テストを受けていない子供の場合、自分の子供に学力が無いのは、中学生になるまで分からない。

 

小学校のテストがあるじゃないかと言われるかも知れないが、小学校のテストは授業でやった内容の確認テストだ。

 

新しい文章を読むテストでもないし、分量も少ないので、文章を読む力が無い子供でも、そこそこできる。

 

小学生の時点では、脳の発達段階に大きな差があるので、できない子供に悪い成績を突きつけられないという事情もあるのだろう。

 

ところが中学生になると、そんなことはお構いなしに、学力差がはっきりするようなテストが出される。

 

小学校の時にテストはいつも百点のような子供でも、80点台を取るのがやっとで、できない子供は10点とか20点とかという成績になる。

 

小学生の頃は、成績にあまり差を付けないのが基本方針だったが、中学生になると、成績に差を付けるのが基本方針になるので、180度変わってしまうのだ。

 

そのために中学になって、親が慌てて塾に子供を連れてくるということになる。

問題集で短い文章をたくさん読む

文章を読む力が無いために成績が悪い子供の場合、とにかくたくさん文章を読ませる必要がある。

 

文章を読む練習がとんでもなく不足しているので、とにかく毎回のように新しい文章を読ませる。

 

小学校の国語の教科書に載っている程度の文章量では、全然足りない。

 

それに小学5年生レベルの国語の教科書でも、平仮名ばかりの文章も多いし。

 

こういう場合、どうすれば良いのかと言うと、中学受験用の国語の問題集を用意して、それを読む。

 

中学受験用の国語の問題集は、小学生向けの問題集だが、大人でも難しい内容の文章が載っている。

 

物語文が半分弱で、の頃の半分は評論文だとかエッセイ(随筆)、説明文のようなモノが載っている。

 

出てくる漢字も熟語も、小学校の範囲を逸脱していることも多く、中学生レベルの漢字や熟語も入っている。

 

これをひたすら読ませる。

 

問題も載ってるが、問題は解かなくて良いので、問題文だけ何度も読ませて、スラスラ読めるようにする。

 

問題集の選び方としては、問題文が短い問題を集めている簡単な問題集が良い。

 

簡単な問題集でも、読むのに時間がかかるようであれば、もっとレベルを落として、単文を読む。

 

たとえば、小学校6年間の漢字を読むドリル。

 

6年分を総復習! 小学生の漢字1026字 読み取りドリル

 

これは読む練習をするためだけの問題集で、学年別に読めなくてはいけない単語が、ずらっと載っている。

 

単文を使って文章を読む

 

これを初めから読ませて、読めない漢字や熟語をピックアップして、とにかくスラスラ読めるように指導する。

 

コレをやると、恐らくビックリするくらい低学年の熟語も読めなかったりするから、とにかく読む練習をする。

 

低学年から始めるのを嫌がる子供の場合は、1学年下のところから始めて、少しずつ下げていっても良い。

 

漢字の書く練習は後回しで良いから、とにかく文章を読めるようにすることが最優先だ。

 

そうしないと、殆ど全ての科目で、1とか2の成績になってしまうのだから。

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