偏差値50未満の生徒は、とにかく基礎トレーニング
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塾のテストだとか、模試だとかという、実力テストが受験での学力を測る一番の物差しだ。
私は中学高校生の頃、大阪の公立校に通っていたのだが、当時、業者テスト排斥運動なるモノが起こっていた。
大学では、個別の大学試験の前に、共通試験(共通一次試験)を課そうという準備が進んでいて、合格のためには偏差値という物差しが非常に重要になりつつあった。
だが業者テストは、偏差値教育につながるとか何とか言う意味不明の主張がなぜか通り、学校では業者テストが行えなくなった。
代わりに<実力テスト>なるモノを何度か受けたが、ハッキリ言って、何の物差しにもならず、学校内での席次しか分からなかったことを覚えている。
業者テストは、合格可能性が測れたが、学内でのテストは、他校の生徒の情報が分からないので
結局、受験には使えなかったわけである。
偏差値は、標準的な学力との距離を測る重要な指標
偏差値というのは、非常に有用な指標で、要するに受験生全体の席次のようなものだ。
教育偏差値の場合、平均点を取ると偏差値が50になる。
平均点より点数が上なら、55とか60とか65という風に、数字が上がっていく。
逆に平均点以下なら、45とか40とか。
40を切ったらもう、全然ダメのレベルだ。
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国立大学に入る場合は、最低でも偏差値55くらいが必要で、50未満だったらもう、基礎的なトレーニングが全然足りないと思った方が良いだろう。
これは中学生にも言えることで、偏差値が50に届かなかったら、もう徹底的に基礎トレーニングしないといけない。
数学ならもう、計算練習だ。
英語なら、基本的な英文を読み書きする練習。
これを根気よく積み重ねるしかない。
偏差値45未満の生徒を見ていると、数学では計算問題でも空白が多く、計算問題にすら負けている。
答えが合う・合わないは別にして、問題を解こうという気力すら、失っていたりするのだ。
日常的に基本トレーニングに力を入れていないと、こういう事が起こってしまう。
計算だけでもできれば、平均点近くはとれるはずなんだけれど、基礎的なトレーニングをせずに上っ面の勉強ばかりすると、こういう事が起こってしまう。
残念ながらこういう子供の場合、根気よく、簡単な問題から練習させて、計算問題に対するトラウマを取り除かないといけない。
とにかくまず、偏差値50突破が大目標だ。