読む力がないと、結局できるようにはならない
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成績が上がる生徒と成績が上がらない生徒の違いは、勉強をやる・やらないという意志があるかどうかだが、自分で勉強ができるかどうかってことが、より重要に思う。
つまり「文章を読む力」っていうのが、あるかないかだ。
もちろんやる気というのも大事だ。
勉強をやろうとしている子供は、学習障害の気が明らかにあっても、だんだん点数が上がってくる。
その一方で、勉強をやろうとしない子供は、学習障害の程度が低くても、なかなか点数が上がってこない。
だがしかし、勉強しない子供というのは、自分の力で勉強をする能力に欠けているとも言える。
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※楽天ブックス広告リンク自分の力で勉強ができるようになると、変な話、放って置いても勉強はできるようになる。
自分で本や参考書を読んで、自分でドンドン勉強が進められるから、勉強の手順と、ポイントさえ確認していけば、それだけでドンドン勉強が進む。
しかしそれができないと、家では何にもできない状態になる。
学校や塾では勉強できた気がするんだが、家に帰って自分でやってみようとすると、全然できない。
こういう状態が続くので、だんだん家では何にもやらなくなる。
その根元を考えると、文章を読むと言う訓練がちゃんとできていないから、いざ自分で読んで何かやろうと思っても、できないってことだろう。
ただしかし、これって本人の問題なのか、それとも親の教育の問題なのか?
おそらくは、親の問題のように思うのだが、貧困家庭に近いと、両親とも働きに出ていて、小学校中学年くらいから、ほとんど子どもの勉強を見る余裕がないと言うこともある。
そして放ったらかしになった子どもは、ただ家で暇を潰して歳をとって行き、学校の授業にもついて行けなくなる。
特に小学校4年生や5年生辺りの、抽象語や抽象的な概念が増えていく時期だと、あっと言う間に訳の分からない言葉だらけになって、もう頭に何も引っかからなくなる。
そうなると、消しゴムの消しかすで団子を作ってみたり、シャープペンシルを分解したりして、授業時間を過ごすという羽目になって、学習効率はとんでもなく下がってしまう。
こうなると、もう病膏肓に入る状態になって、中1になってから塾に来ても、相当難しい状態になっている。