受験校は、模試の偏差値より下の学校から選べ

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進学の際に、偏差値で学校を決める。

 

これは、まともな事だ。

 

というのも、偏差値を利用して受験すると、不合格の確率がさがるから。

 

子供がそれぞれ、自分の学力に見合った学校の試験を受けるわけだから、合格する確率は高くなるし、不合格になる確率は下がる。

 

言ってみれば、偏差値での受験は、最大多数の最大幸福を実現するためのツールってことになる。

 

だから進学を指導する立場から言うと、偏差値に見合った学校を受けて欲しいっていう事になる。

 

学校の教師や塾の先生なら、特にそうだろう。

 

最初の受験に失敗すると、ガクンとランクの下がる学校を受ける事にもつながる。

 

偏差値51の生徒が、偏差値55の学校に挑戦して落ちたら、次に受ける学校は偏差値45とか46の学校になってしまう。

 

それなら最初っから50前後の学校を受けて通った方がいい。

 

毎年受験を見ている経験から言うと、模試の偏差値より高い偏差値の学校を受けて、合格する例というのは、滅多にない。

 

受験雑誌や中学受験の本などを見ると、偏差値より高い学校に合格した!なんて手記が載ったりするが、逆に言うと、そういう例はかなり珍しい例って事だ。

 

偏差値的には合格レベルにあっても、残念ながらバタバタ落ちるのが現実ってもんだ。

 

しかし世間には、偏差値をものすごく気にする人がいる。

 

偏差値が1とか2違っただけで、ランクが全然違うと感じる人がいる。

 

もちろん、そう言う事もあって、偏差値が51の学校と49の学校では、やっぱり違うかなと思う。

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だけど、それって進学後は、あんまり問題にならない。

 

中学進学や高校進学の場合、習う事は同じだし、勉強する内容は同じだから。

 

学歴やキャリアというのは、大学で決まるもんだから、進学校であれば変な話、どこでも構わない。

 

私の場合は、どうしても『京大』というのがあったから、何度落ちても京大に挑戦したんだけれど、中学や高校の場合、そこまで考えなくてもいい。

 

地域の2番手校や3番手校でも、東大や京大に合格する生徒はいるし、1番手校でも難関大学に合格するヤツって言うのは、上位数十人に過ぎない。

 

東大合格者数30年間ナンバー1の、あの開成高校ですら、400人中150人しか東大に合格しないわけだから、難関中学・難関高校に運良く入っても、結局大学受験は身を削って勉強しないといけないわけだ。

 

どうしても受けたい学校があれば、1つだけは挑戦してみてもいいと思うが、それ以外は偏差値より下の学校の中から、行ってもいい学校を選ぶ方がいい。

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