塾講師に学歴が必要なわけ(1)
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不毛な議論だけれど、塾講師に学歴が必要か?という議論があります。
あまり大した学歴を持っていない塾講師は、「学歴なんか必要ない」といいますし、高い学歴を持っている塾講師は、「それなりの学歴は必要だ」と言います。
どちらが正しいのか?というと、なかなか微妙な問題なんですが、両方とも正しいワケなんですね。
なぜかというと、塾のレベルや達成すべきゴールの設定によって、学歴が必須だったり、学歴が不必要だったりするんです。
塾によっては高学歴が必要だったり、逆に学歴なんかいらなかったりするわけですね。
たとえば、難関大学や難関高校に合格させることをゴールに設定している塾では、塾の講師の学歴が低ければ説得力を持ちません。
それは親に対しても、生徒に対しても、です。
毎年何人もそう言う学校に合格させている実績があれば、講師に学歴は必要ないとも言えます。
が、そう言う実績を積み上げるのはなかなか難しいし、そのためには優秀なスタッフが必要だから、結局、高学歴のスタッフが揃うと言うことになります。
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※楽天ブックス広告リンク逆に、そんなに到達目標が高くない塾では、学歴はあまり必要ないとも言えます。
到達目標が高くないので、学問的な知識があまり必要ないからです。
変な話、偏差値50未満の学校に生徒を進学させるには、基本事項を徹底して練習させていれば良い訳なので、標準問題をスラスラ解ける学力があれば、十分です。
それよりも生徒と仲良くなれる能力とか、親御さんとお話し出来る能力だとか、そう言う能力の方が大事だったりします。
学歴が高い講師の場合、冷たく感じられることも多く、とっつきにくいので、そういう点ではマイナスです。
塾経営はビジネスですので、最低限の売り上げが必要で、その売り上げを作るためには、親御さん受けの良い先生が必要になるわけです。
大手の予備校などは、講座が自由選択制で人気のない講師と人気のある講師では、何倍も報酬が変わります。
生徒が集まらなかったら、半年でクビになることもあります。
私なんかも頭痛持ちで無愛想で生徒受けも親御さん受けも良くないので、大手の予備校に行けば、一年も持たないでしょうね。
ビジネス力と学力は別の話ですが、それでも塾講師には学歴が重要だと思ってます。