答案に何にも書けない子供の学習法
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できない子供の特徴は、自分で勉強する力がない。
その大本は、文章をしっかり読む力がないって事だ。
本や参考書を読んでも、何が書いてあるのか理解できないと、結局、適当に答えを書いてごまかす悪い癖も付くし、あるいは、答えが何にもかけないと言うことが起こる。
いままで、学習障害気味の生徒を十人前後見てきたが、答案に答えがかけない子供というのは、意外に多い。
なぜ何にも書かないのか?と尋ねても、本人にもわからない。とにかく何にもかけない状態になるようだ。
中学の定期テストなんかだと、あらかじめどの当たりが出題されるか、塾の講師にはだいたい分かっている。
だから2ヶ月前や3ヶ月前から準備して、効率よく点数が取れるように学習計画を立てる。
しかしそうやって2ヶ月前・3ヶ月前から準備していても、試験の直前に最終チェックをしてみると、なぜか2ヶ月前くらいまで能力が戻っていたりする。
塾の講師からしてみたら、これだけ準備してやってきたのに、なんで全く知識がかけらも残っていないんだろう?
と脱力感に襲われてしまうが、残念ながらそれが実態だ。
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※楽天ブックス広告リンクもちろん、単元によって、全く理解できない、苦手、というのは普通の生徒にも起こることだ。
たとえば因数分解なんかはできるが、平方根は全然ダメとか、因数分解と平方根の計算はできるが、なぜか2次方程式が入ってくると混乱してしまうとか。
関数など、何度説明して何回やらせても、イメージができないとどうしてもできないような単元もある。
こういう子供の場合も含めて、週2回以上、徹底的にアイオー(I/O:インプット・アウトプット)をやるしかない。
一問一答問題や、一行問題のようなモノをとにかく繰り返す。
また漢字の書き取りも、小学生の高学年当たりのモノからやり直す。
条件反射をドンドン作って徹底的に繰り返すしかない。
そうやって高校に入った頃には、自分でチャート式などで勉強できるようになった生徒もいるから、とにかくまず読み書きと計算だけでも、徹底的に繰り返して勉強させることをやるべきだろうね。