系列高校に進学させてもらえない子供たち(2)ウソつきの親
更新日:
中高一貫教育で、大学受験に有利!
なんて感じで、子供につきっきりで中学受験をさせて合格。
ところが中3の夏休み前になると、「この成績では、ウチの高校では面倒見かねます」
とかなんとか学校に言われ、塾に泣きついてこられる親御さん。
こういう親御さんの場合、一つのパターンは、非常に過保護だということだ。
子供に付きっきりで教えたり、答え合わせも子供にやらせなかったりという事で、子供が自分一人で勉強する力を殺いでしまっている。
なので子供の学習スピードが非常に遅く、自分で自分をトレーニングする事ができない状態だ。
以前も書いたが、答え合わせが自分でできない子供は、できる子供と比べて勉強量が何分の一にもなってしまう。
同じ1時間の勉強でも、片や
問題を解く→答え合わせをする→間違いを直す・調べる→次の問題を解く
というPDCAサイクルをグルグル何周もして勉強しているのに、答え合わせができない子供は、ダラダラとやる羽目になる。
勉強は、自分でできるようにならないと、学力は伸びようがない。
●●しさえすれば良い、という考えはダメ
そしてもう一つの親御さんのパターンは、「~しさえすればいい」と考えていらっしゃるということだ。
「中学に受かりさえすればいい」
「合格しさえすればいい」
そう言う態度で中学受験をすると、中学に受かったあと、どうしようもなくなってしまう。
燃え尽き症候群というのがあるが、ゴールに着いたらもうそこで「やる気」が失せてしまうわけだ。
日々の英語の実力アップに!
※楽天ブックス広告リンク
親はその場しのぎの苦し紛れで言ったかも知れないが、そう言う事を言う人というのは、何度も同じような事を言う。
なので中学受験を子供にさせるために、さまざまな「媚び」を使ったり、あるいはつきっきりで子供をなだめすかしながら
勉強させた親御さんは、そのあと困る事になる。
「中学に受かったら、あとは勉強しなくても大丈夫なんだから」
と、そんな事、後先構わずウソやごまかしを言った結果、子供が本当に勉強しなくなって手がつけられなくなる。
子供の側から言うと、親が繰り返し言った事と言うのは、真実だと理解するものだ。
なので結局、いつもいつもそういうその場しのぎがつづくことになる。
だからそれが実は全くのウソだったと分かると、一気に信頼を失う。
小学生の頃はごまかせても、中学生になると、そう言う事は通用しない。
そして親なんて信じられなくなるから、もはや親の言う事なんか全く聞きもしなかったりする。
これは単なる反抗期なんかではなくて、もっと本質的なものだ。
子供が成長したら、分かってくれる、、、、、というようなものではない。
子供が成長したら、さらに憎悪が増す事もある。