「全科目ダメ」の子供の成績を上げるには(6)興味のある科目で上げる

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全科目ダメの子供の勉強法の6回目。

 

全科目がダメという子供の場合、基本的に読み書きそろばんが出来ていないので、そこだけは何とか我慢させてやらせる必要がある。

 

具体的には、熟語や漢字・言葉の読み書きと、計算練習だ。

 

計算というのは、手順を覚えてその通りやるだけだから、言葉の読み書きよりも結果が出やすい。

 

点数が上がりやすい科目というのは、用語を覚えればいいだけの科目と、覚える事が少なくて良い科目。

 

覚える事が少ない科目から点数を上げるというのは、エリア戦略として有効なんだけれど、問題はその先になる。

 

つまり国語力や計算力がないと、英語や社会や理科といった科目では、成績が上げられない。

 

地力がないと、応用が利かない。
経験がないと、応用が利かない。

 

となると、突破口はどこにあるか?

 

 

関心を持っている科目に力を入れる
何度か書いているが、5科目ダメの子供の成績を上げるには、5科目全部上げようとすると絶対に上がらない。

 

五科目全部ダメということは、基本的に地力がないわけだから、地力が付くまでは成績なんて上がらない。

 

そしてそう言う子供は我慢が出来ないので、ちょっとした事でへそを曲げてしまう。

 

『勉強の技術』にも書いてあるが、分からない事が多すぎると、頭がぼーっとしたり、ムシャクシャしたりして、切れやすくなる。

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分からない事が少ないと、それを理解しようと言う気分になるが、分からない事が多すぎると、何から手をつけていいか分からない。

 

部屋がちょっと散らかっていると片づけようとするが、無茶苦茶散らかっていると、片づける気も起こらないし、片づけ始めても、挫折する、、、そう言う感じだ。

 

だから、こういう子供の場合、本人が知りたいことから教える必要がある。

 

知りたい事や、普段、疑問に思っている事から勉強する必要がある。

 

本人が知りたいと思っている事なら、別に苦労して教える必要はない。簡単に覚える。

 

しかし、本人が知りたいと思っていないなら、無理矢理詰め込むわけだから、入らないのは当然だ。

 

子供というのは、勉強がまるで出来なくても
子供向けの学習雑誌や、学習マンガなどは一生懸命読んでいるもので、知りたい気持ちというのは、みんな持っている。

 

だから全科目ダメの子供の場合、基礎学力トレーニングを我慢してやらせつつ、興味のある科目の成績を上げる、、という方針で臨むといい。

 

というか、それ以外には上がらないと思う。

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