このページの目次
中2の秋から成績が落ちるわけ
更新日:
中2の秋から成績が落ちるという子どもが、結構いる。
これはまあ、ある意味仕方のない現象だ。
というのもまず、クラブ活動。
中2の秋というと、三年生がクラブ活動から引退し、二年生がクラブの主体になる時期。
この時期、クラブ活動に熱心な2年生は、そっちに気を取られてしまう。
そして学校の授業も、面倒なところに入っていく。
平行と合同など、数学の証明問題だ。
証明というのは、論理展開なワケだけれど、これってなかなか馴染めない子どもが多い。
証明するって言うこと自体、子どもにとっては初めてのことだから。
そして証明ばかりやっていると、今度は計算が疎かになったりする。
式の計算や連立方程式の練習量が足りていない生徒は、ここでほぼ0に近い状態に戻ってしまう。
春から夏にかけて、さんざん練習したことが、秋から冬の図形と証明問題の練習で、すっかり失われてしまう子供も多い。
数学だって、練習しなければ忘れるし、また練習しなければ遅くなるわけだから、中2の秋から冬にかけて計算練習をしていない子どもは、ここでまたつまずく。
で、3年生になって困る。
式の計算、因数分解、平方根、2次方程式、ずっと計算ばっかりだが、これに耐えられない。
図形や証明も大事だけれど、計算をやらないとダメなんだよね、これが。