成績の悪い子供は「家では勉強できない」と言う。

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今まであまり気にしたことはなかったのだが、成績のかなり悪い子供がよく、「家では勉強できない」という。

 

学校の宿題や提出物なんか、家でやって欲しいものだが、それがどうも、家ではできない環境にあるらしい。

 

なので仕方なく、学校の提出物作りを許可するのだが、家でもできる(はずの)作業を塾でやるというのは、保護者に嫌がられる。

 

お金を払って塾に行かせている親側から見ると、「成績は上げたいが、そんなことにお金がかかるのは、どうなんだろう」と痛し痒しだろう。

 

もちろん、そんなことは百も承知の親御さんもいる。

 

「家では勉強できないので」と言って、大枚はたいて週5日塾に通わせる太っ腹の親御さんもいる。

 

そんなにお金があるのなら、勉強専用の部屋でも作れば良さそうなんだが、家にいると、こういう子供というのは勉強しないらしい。

 

「塾で勉強して、家で勉強させるのはかわいそう」とかいって、家では勉強させないと言う方針のご家庭まであるから、それはそう言うものなのかも知れない。

 

まあしかし、家庭というのは勉強するのに向いていないのかもしれない。

 

家というのは、生活の全てがあり、雑音がある。

 

他の家族に合わせないといけないし、訪問者があったり、電話もかかってきたりする。

 

だから、「家で勉強できない」と言うのは、理解はできる。

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しかしどうも、それって子供の頃からの習慣のような気がする。

 

要するに、家庭に勉強を妨げる雰囲気があるって事だ。

 

東大や難関中学に受かる子供が育った環境、というのがプレジデント・ファミリーなんていう月刊誌でよく取り上げられてるが、勉強のできる子供というのは、家で勉強している。

 

京大卒芸人・ロザン宇治原くんなど、家で一日11時間勉強していて、勉強している間は、電話も取り次がないように親に頼んでいたらしい。

 

飯の時間もしっかり決めて、それを厳守していたらしい。

 

宇治原くんには、姉がいたらしいが、そこまでしないと、勉強というのはすぐに邪魔が入ってしまうってことだ。

 

逆に言うと、家庭環境が、学校の成績に大きな影響を及ぼしていると言うことだ。

 

子供が勉強に集中できる環境を、親が意識して作るかどうか。

 

これが勉強できる子供になるかどうかの分かれ目って事だろうね。

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