出来ない子供は何がダメ?できない子供の対処法記事一覧

塾通いを条件に、スマホやゲームなどを買い与える親御さんがいる。これは、ぜひとも止めてもらいたい。なぜなら、子供が勉強しなくなるからだ。勉強をしない中学生で一番困るのは、「塾に通うことを条件にスマホなどを買い与える」親で、こういう子供はホントに勉強する気がない。塾に通ってさえいれば、それだけで欲しい物が手に入ってしまうと、子供にとってそれ以上の努力は必要なくなるかららしい。努力する必要がないのであれ...

塾で教えていると、ダメな生徒は分かる。例えば、持ってこいと言ってるのに、教科書を持ってこない生徒。中学で勉強しているのなら、教科書は無償配布のはずだ。生徒全員に一冊ずつ配られた教科書を、塾に持って来れないなんて事は無いだろう。なのに毎週毎週、「忘れました」と言って、持ってこない。そんなことすらできない生徒が、まともに勉強するはずがない。だから、何ヶ月経っても、まともに勉強が進まない。同じ事を何十回...

できない子供の典型的なパターンの一つは、「学校で何を習ったか言えない」ということだ。「今、学校の授業は、どこまで進んだ?」と尋ねても返答がない。なので塾に置いてある教科書を渡して開いてもらうのだが、どこだったか思い出せずに、しばらく探す有様。勉強している生徒は、教科書を出す前に思い出して、どういう授業だったかすぐに話し出す。だが、できない生徒は、それができない。毎週のように同じ事を尋ねるのだが、毎...

最近、なんか難しい子供が増えたように思う。十数年前には滅多にお目にかかれない、不思議に「できない」子供が多い。これは単に私が担当している生徒が偶然だめなのか、それとも最近増えているのかは不明だが、謎だ。たとえば漢字が読めるが、全く書けない生徒。言葉はわかるし、熟語の読みは完璧に近いのに、書き取りテストをすると、全くと言っていいほど書けない。問題によっては、全く何も書けなくなったりする。別の生徒は、...

中学1年生を教えていると、英語というのは、本当に読みにくい言語だなあと思う。日本語で使われている文字というのはカナ(ひらがな・カタカナ)と漢字になるわけだが、カナは、原則的に表音文字なので、文字と発音が1対1に対応する。「あ」という文字は「あ」としか読まないし、「い」という文字は「い」としか読まない。漢字の場合は、幾通りの読み方があって、同じ漢字でも音読みとか訓読みがあるわけで、これだって確かに難...

成績が上がる生徒と成績が上がらない生徒の違いは、勉強をやる・やらないという意志があるかどうかだが、自分で勉強ができるかどうかってことが、より重要に思う。つまり「文章を読む力」っていうのが、あるかないかだ。もちろんやる気というのも大事だ。勉強をやろうとしている子供は、学習障害の気が明らかにあっても、だんだん点数が上がってくる。その一方で、勉強をやろうとしない子供は、学習障害の程度が低くても、なかなか...

できない子供の特徴は、自分で勉強する力がない。その大本は、文章をしっかり読む力がないって事だ。本や参考書を読んでも、何が書いてあるのか理解できないと、結局、適当に答えを書いてごまかす悪い癖も付くし、あるいは、答えが何にもかけないと言うことが起こる。いままで、学習障害気味の生徒を十人前後見てきたが、答案に答えがかけない子供というのは、意外に多い。なぜ何にも書かないのか?と尋ねても、本人にもわからない...

学習障害の気がある子供の場合、とにかくやることを復唱させてやることを確認させることが重要なようだ。文字の読み書きが遅い、問題を読むのに時間がかかる。こういう場合、そう簡単に出来るように成りはしない。特に小学生のあいだはもう無理っぽい。学習障害(難読症・ディスレクシア)は小学校4年生くらいから発見されると言うが、脳の発達のスピードが子供によって全然違うので、脳の発達が遅めの子供に読み書きの練習をさせ...

学習塾で教えていると、意地でも勉強しない子供というのがタマにいる。そう言う子供は不思議なことに、何時間も座っていながら、何もしない。友達にちょっかい出したり、友達に合図を送ったりはするが、なぜかずっと講師の方を見ていたりする。単純にプリントの要点を読んで、それを書くだけの作業も、なぜか出来ない。向学心がないだけではなく、言われた作業も出来ない。で、漢字でも書かせると、凄くできるわけではないが、適度...

塾のテストだとか、模試だとかという、実力テストが受験での学力を測る一番の物差しだ。私は中学高校生の頃、大阪の公立校に通っていたのだが、当時、業者テスト排斥運動なるモノが起こっていた。大学では、個別の大学試験の前に、共通試験(共通一次試験)を課そうという準備が進んでいて、合格のためには偏差値という物差しが非常に重要になりつつあった。だが業者テストは、偏差値教育につながるとか何とか言う意味不明の主張が...

とある有名アフィリエイターが、セミナーDVDで、「日本語の『簡単』には二種類ある」とおっしゃっていた。日本語で「簡単ですよ!」と言っても、英語に直すと二種類になると言う。それは何かというと、<Easy>と<Simple>だ。イージーというと、簡単にできる、ということ。シンプルというと、やることが簡単・単純ということ。だけど、イージーとシンプルは、同じではない。Easy ≠ Simpleだ。日本語で...

不思議なことに、成績が良くない生徒の親御さんほど「成績を上げるのは、簡単だ」と思っている。お金を払って子供を塾に通わせれば、すぐにでも成績が上がると思っている。ところが、出来ない子どもの成績を上げるのは、容易くない。というのも学問というのは積み重ねであって、ある程度の積み重ねが出来ている子どもでないと、成績は上がらない。塾で成績を上げやすいのは、そこそこ勉強しているが、勉強方法や優先順位が間違って...

成績が良くない生徒は、文章を読む力が無い。文章が読めないし、読む速度も遅い。また短い文章や一段落だけ読ませても、何が書いてあるのかまとめられない。「ここは何が書いてあった?」と尋ねても、ゴチャゴチャ言って結局よく分からない。こういう状況では、国語以外の教科の成績も上がらない。教科書は日本語で書いてあるので、書いてある日本語の意味がすんなりと分からないと、理解できないのだ。だから、国語の成績が悪い生...

英語が出来ない中学生は、日本語の読解力も無い事が多い。読解力が低く、言葉に対しての感性が鈍いので、英語の学習も遅れる。「この文章は、何が言いたいのか?」と考える力が無いので、それが英語や他の科目の成績にも及ぶ。では、どうしたらよいのだろうか。まず日本語で書かれた文章もちゃんと読めないのは、第一に語彙力が無いからだ。そして語彙力が無いのは、言葉を覚える学習習慣がないせいだ。言葉を覚えない→語彙力が足...

中学生になって、絶望的な成績を取る子供に共通してみられるのは、「読む力が無い」ということだ。日本で暮らして日本の学校に行っているのに、なぜか読む力が養われていない。非常に不思議なことだが、よくよく聞いてみると、できない子供は小学生時代に本も殆ど読んでいない。また漢字の読み書きの練習も、家で殆どしていなかったりする。その結果、教科書が読めなくて、殆どの科目の成績が、目も当てられない状態になるわけだ。...